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睦月(1月)の法話

 

新しい年が始まりました。

皆様は、今年の初詣で何をお願いしましたか?

「良縁祈願」や「無病息災」など人の願いは様々ですが、
中には去年も同じ事を祈願したのに叶わなかった
と言う方もいるかもしれませんね

お賽銭が足りなかったからでしょうか。それとも、
お願いする自分の熱意が足りなかったからでしょうか。

 

答えは簡単です。世の中はあなたの思いどおりには
動いていないという事です。

神様や仏様に「良縁」をお願いするだけで、
自分が変わらなければ去年と同じ結果なのは
自然の成り行きですし、病になるというのも、
この「いのち」の
有りのままの姿です。

 

仏教は「目覚めの宗教」と言われます。
人間に限らずあらゆる「いのち」は、老・病・死を
逃れる事はできません。でも、人間は

「老いないように」
「病まないように」
「死なないように」

努力し苦しんでいるのではないでしょうか。

 

仏さまの智慧はその真実に気づかせ、
慈悲はこの「いのち」の先に「浄土」という世界を
用意して下さっています。
「目覚めた者」だけが見る事のできる
大きな安心の世界です。

その世界にすべてを委ねる時、
有りのままの私の「いのち」を受け止めていける
勇気が沸いてくるのではないでしょうか。

本当のご利益とは、
本当の自分に目覚める事かもしれませんね。