<< 睦月(1月)の法話 平成29年 | main | 卯月(4月)の法話☆ >>

睦月(1月)の法話 平成30年

いつかやりたいと思っていること

いつかできると思っていること

いつかいつかでいつまでもできない

 

限りがあるから、限りある命だから、今やろう。

 

今なら何でもできる

限りがあるから何でもできる

今しかないから何でもできる。

 

光輝く毎日。

               

                               伊藤 嘉祐(『太陽とひまわり』より)

 

 

突然の癌宣告を受け、47歳の若さで往生された彼は、

子どもが生まれる前から、家族ぐるみで親しくさせて

頂いていた京都の仏具屋さんでした。

 

大きな体でいつも笑顔を絶やさない、

そして仕事は完璧な職人さん・・

沢山の人に信頼され、決して裏切らない努力家で、

お酒の飲み方も豪快で、いつまでも一緒にいたくなる楽しい人。

面倒見がいいので、子どもやお年寄りにも絶大な人気がありました。

うちの息子も一緒にお風呂に入るのを楽しみにしていたくらい。

 

そんな彼が余命半年を宣言されてから、

その限られた命を生ききるまで・・・・

その尊い道のりは、念仏者としての輝きを放ちつづけて、

多くの人を教化されました。

 

仏教では『生死一如』と言いますが、

自分の命の終わりが見えた時、

真実に出遇っ人は、こんなに強くなれるのだろうか・・

と驚嘆せずにはいられないほど、

彼は光輝く「生」を生き切りました。

 

今、見えるもの、感じるもの、ドキドキする。

なんて幸せな道を歩いているのだろう。

 

彼が最後に言っていたのは、

まだ幼い娘たちに生き様を見せる事。

幸せな顔で、満ち足りた顔で、死んでいく・・

 

その言葉どおり、彼の遺影は門徒総代の式章をして

いつもの人なつこい笑顔で、

幸せに満ちた顔で微笑んでいました。

念仏者として最高の姿だと私は思いました。

 

今、その生き様を通して、沢山の人が

南無阿弥陀仏に出遇わせて頂いています。

 

奥さんも仏具屋さんの社長として頑張っています。

お酒もだいぶ強くなったようです。

 

今年はうちの息子も同じ年のKちゃんも

成人式を迎えます。

 

真実信心を頂いた人は、現生で仏となる身に定まり、

命終えた瞬間に往生即成仏。

あらゆる衆生を救っていく事ができるのです。

 

今、多くの人が貴方の輝く光の中で、

育てられています。

 

これからも、どうぞ導いて下さいね。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

南無阿弥陀仏

 

 

 

仏歴2561年 元旦